業務プロセス短縮、チェック可能、信頼性と正確性を備わる透明性を確保するという政府政策、及び情報技術が絶えず進歩がしているため、タイ工業団地公社(I-EA-T)も情報管理の重要性を認識して、その流れに合致するように対応しなければ、効率的や自律的な運営ができない。
従って、I-EA-Tが下記の情報管理の方針を規定した。
1. 情報インフラ関連方針 情報技術を構成要素とする計画や活動について、整合性や連結性を確保する。情報技術マスタープランにより、開発中や運用中の情報技術を管理・評価・見直しして、適切に、効率的かつ経済的に運用できるようにする。
2. 人材育成関連方針 情報技術分野の人材育成を加速し、システム保守の委託先を管理監督し、計画できるようにする。また、情報技術を活用して、研修等に利用する。
3. 情報システム構築による良いサービス提供に関する方針 情報技術を管理やサービス業務に利用し、効率化を図る。タイ工業団地公社へのコンタクトについて、事業者や一般市民がインターネット経由の電子ツールを利用することを促進する
4. 情報伝達ネットワークシステム構築に関する方針
・各システムに継続的に対応できるネットワーク構築を支援する。
・ネットワークシステムのセキュリティーシステムや対策の構築を支援する。
・既存設備をより効率かつ適切なシステムに変更し、現在から将来におけるシステムに対応できるように支援する。
・情報伝達ネットワークを保守する知識 ・能力を持てるように人材を支援する。
・バックアップシステム保有を支援する。
I-EA-Tが情報通信技術(ICT)を下記業務に活用した。
1. 事業者へのサービス、業務や管理活動の効率化を図るために、また、保守や業務の改善のために、ICTを導入した。その導入計画と
1.1 EISシステム構築(Executive Information System)
1.2 報告・評価システム構築
1.3 I-EA-T ERP(Enterprise Resource Planning)システム構築
1.4 内部監査と内部管理を支援するシステムの構築
1.5 リスクマネジメントシステムの調達・構築
2. I-EA-Tの内外情報をサービス提供に資するためのICTの導入。
2.1 タイのアセアン・シングル:ウィンドー・ネットワークの構築。その内容は(組織内外の)業務プロセスシステムの統合事業、及びウェブポータル構築事業である。
2.2 ICTシステム経由の情報/ニュース発信サービス計画
2.3 IEATの内部情報システム(イントラーネットや検索エンジンなどの情報提供サービスシステム)の構築
3. 事業・組織の管理にICTを活用する。
3.1 CRMという情報システムを構築し、事業者データーと連結させる。
3.2 物流関連データーベースと情報システムの構築。
3.3 e-P&P, e-Report等のシステム保守。
4. ICTを活用し、知識ベース社会を構築する。
4.1 知識ベースシステム(Knowledge Based System/KBS)開発計画。例えば、KM開発計画、e-learning計画、e-lirary計画などである。
4.2 ICT技能を身につける人材育成計画。
5. ICTを活用して、I-EA-TのGISシステムを開発し、地理的情報システムを構築する。
6. ICTを活用して、I-EA-TのICTインフラを整備し、効率化を図る。そのための計画は
6.1 コンピュータールーム保守(Server)
6.2 新システムの保守。08-11年システムを安定に運用できるように保守する。
6.3 電子メールシステムの変更。
6.4 インターネット、イントラーネット、エクストラーネットの変更、拡張
6.5 パソコン設備の追加
6.6 パソコン設備の保守と代替え。
決断が正確、確実かつスピーディーにできるようにするため、I-EA-Tは情報やデータの正確性、完全性、信頼性、適時性を重要視している。そして、I-EA-T内外にコミュニケーションのチャンネルを制度上で作って、効率的に運用している。内部コミュニケーションはイントラーネットシステムを通じて、全職員と幹部がアクセスすることができ、効果的かつ円滑な連携が取れるようにして、目標を達成できるようにしている。また、外部団体や個人とのコミュニケーションについて、I-EA-Tウェブサイト(www.I-EA-T.go.thの)を通じて、情報発信等のコミュニケーション手段を十分に整備している。その他に、関税局、職業斡旋局等との交互接続も行っている。各種申請、操業許可もオンラインで行うことができ、事業者がより便利となり、I-EA-Tのサービス向上にもつながる。そして、I-EA-Tの規則により、各機関への報告についても円滑かつ適宜に行っており、連帯関係を強化している。I-EA-Tはデータの受け渡しやシステムへのアップロード、評価も管理しており、情報通信の担当者やその権限も明確に決めている。その他に、I-EA-Tはデータの秘密レベルを行っており、担当者のみがその情報やプログラムにアクセスできる。
情報公開について、ステークホルダーが公平に情報を知ることができるように、I-EA-Tは財務情報や非財務情報を十分かつ信頼できるように定期的かつ適宜に公開している。各情報の公開チャンネルは下記のように設定した。