I-EA-T Code of Conduct

総体のタイ工業団地公社

タイ工業団地公社 (I-EA-T) は公団・公社で工業省の管轄下にある。当公社の設立は1972年12月13日付け革命団布告第339号によるものであったが、後に1979年、1991年及び1996年タイ工業団地公社法に改められた。その目的は工業団地の設立若しくは拡張をし、工業運営に必要な設備を調達・提供し、工業団地内の動産・不動産の賃貸と販売を行い、その他ビジネスを単独若しくは共同で運営し、そして、I-EA-Tにとって有益となる他の法人と合弁若しくはその株券の保有をするものである。

タイ工業団地公社倫理

  1. 工業団地の立地する地域の人々でかつ当該団地運営によって影響を受けた人々に、若しくはそのいずれかに責任を持つ。
  2. 国の優れた文芸、文化及び伝統を守り、公的機関と地域との様々な政策や活動に惜しみもなく協力し、そして、組織の利益の一部を常に社会還元する。
  3. 投資家、サービス享受者、関係者及び地域住民の秘密保持に真剣に取り組み、個人や組織の利益のために無断利用させない。
  4. 全顧客に対し、快く、迅速かつ正確にサービスを提供するだけでなく、事業者や関係者に社会的インフラにおけるサービスを標準的品質かつ公正な価格で提供する。
  5. 良質的な安全、労働衛生及び環境の分野において厳格に行動し、バランスの取れた持続的な成長を遂げる。
  6. 国、政府及び組織の利害関係者に経済学的付加価値を創出する。
  7. 協働者及び工業団地事業者に、I-EA-T内組織や顧客のように援助・支援をする。
  8. 公正な条件を持って契約を結ぶ。
  9. 利害関係者や公けに対して十分に、事実のかつ正確な組織の情報を、良い面も悪い面も提供する。

タイ工業団公社委員会倫理

タイ工業団地公社委員会は、組織の効率性と信頼とに導く要因であるグッドコーポレートガバナンスに非常に配慮している。故に、タイ工業団地公社委員会はモラルと倫理に関する行動方針を定め、委員達にそれを知らせて厳格に取り組ませている。

I-EA-Tへの倫理

  1. 透明性かつ誠実に任務を全うし、I-EA-Tの最大利潤を目的とする一方、組織の利潤を阻害するような行動をなさないこと。
  2. 知識と経営技術をフルに活用し、グッドガバナンス原則を基に、慎重にI-EA-Tを経営管理すること。
  3. I-EA-Tの名誉名声を守り、その好印象を保つこと。
  4. 部外者へI-EA-Tの秘密事項を洩らさないこと。
  5. 直接であれ間接であれ,自らで若しくは他人によって自分の職権を乱用し、自分若しくはI-EA-Tを含めた他者のために利益を求めないこと。

職員への倫理

  1. 礼儀をもって職員に接し、一個人として人間として公正に敬意を払うこと。
  2. 職員に公正な安全性、手当て及び福祉を大切にすること。
  3. 全職員に対して知識・能力の開発を体系的に遂行すること。
  4. 手本となって倫理を守り、経営者と職員に厳格に倣わせること。
  5. 職員に関係する様々な規律や法律に厳格に従い、職員からの意見と助言を聞くこと。

顧客への倫理

  1. 認められるような水準を決め、それに従って良質なサービスを提供すること。
  2. 顧客と人々の利益を増す方法を絶えず見つけ出すこと。
  3. イノベーションを生み出し、顧客と人々を満足させること。
  4. サービスに関係する情報を欠落することなく、正確にかつ事実をねじ曲げずに開示すること。
  5. サービスに対して、顧客や人々が訴えられるシステムを作り、またその訴えに対して迅速に対応すること。

社会全体への倫理

  1. 全職員に自覚させて社会に対する責任感を持ち、自然資源、環境及び人々全体の生活水準に影響を及ぼすような行動をさせないこと。
  2. I-EA-Tの利益の一部を常に社会を向上させるような活動に還元すること。それがタイ社会の優れた文芸、文化及び伝統の保存と自然資源の保護を支援する活動を含める。
  3. 監視管理機関の発効した規律及び法律の意思に従い、厳格に行動して遵守させること。

経営者の倫理

経営者とは、I-EA-Tの上位経営者であり、課長、部長、所長、及び工業団地長以上の経営者である。

I-EA-Tへの倫理

  1. 1. 透明性があって誠実に任務を全うし、I-EA-Tの最大利潤、名誉、権威及び職員が一丸となることを目的とすること。
    2. 任務を知的に全うし、経営管理に関する知識と技術をあらゆるケースに全力で活用し、慎重さを欠けて熟慮することなく組織の経営管理をしないこと。
    3. 組織のあらゆる未公開情報を使って自分若しくは関係者のための利益を求めず、そして組織の利潤を阻害するような何らかの行動をなさないこと。
    4. 部外者へ組織の秘密事項をもらさないこと。
    5. 組織のあらゆる財産が減価したり、不当に損失しないよう管理運営をすること。
    6. 組織の状況を欠けることなく、定期的に報告すること。
    7. 事実と十分な情報を基にした、プラスマイナス両面における組織の将来における見通し(Prospects)を公開し報告すること。
    8. リスクマネジメントと内部管理を適切に実行し、組織運営に影響を及ぼすような生じ得るリスクを軽減させること。

職員への倫理

  1. 職員の知識・能力改善を大切にし、その機会を全員に常時与えること。
  2. 職員に関係する様々な規律や法律に厳格に従い、職員からの意見と助言を聞くこと。
  3. 礼儀をもって職員に接し、一個人として人間として敬意を払い、また職員に不公正なことをしないこと。
  4. 職員に倫理の重要性と自分達にできる役割を配慮させるような指針を定め、組織全体において倫理の枠組内における行動の実施を推奨すること。
  5. 職員にとって公正な手当てと報酬、及びキャリアパス (Career path)において、組織の職員を信頼させること。
  6. 組織の戦略と政策に関する情報を職員に継続的にコミュニケーションすること。
  7. 現場環境を管理し、職員の生命と財産にとって安全でいさせること。
  8. 役職の任命、人事異動及び昇進、また報奨や罰を与えるには徳、モラル、公平性及び誠実さをもってなさなければならず、また、各職員の知識、能力及び適性に基づかなければならないこと。
  9. 職員に知識と能力に合った昇進を支援すること。
  10. 公平さと平等な機会の実現をベースにした経営をすること。
  11. 職員に、組織規則に関する違反行為を訴える機会を与えること。
  12. 組織の有限資源を活用して利益を最大化にするよう、職員にそう配慮させること。

顧客への倫理

  1. 認められるような水準を決め、それに従って良質なサービスを提供すること。
  2. サービスに対し、顧客が意見を述べられるシステムを作り、またそれに対して早速に対応すること。
  3. サービスに関係する情報を欠落することなく、正確にかつ事実をねじ曲げずに開示すること。
  4. 顧客の利益を増す方法を絶えず見つけ出し、そして経営のイノベーションを生み出して顧客を最大限に満足させること。
  5. 顧客に関係する様々な条件に厳格に従うこと。また、それができない場合、早急に顧客へ事前連絡すること。
  6. サービスの紹介には顧客が誤解や混乱しないようにすること。また、生じ有るトラブル防止のためにも、サービスの紹介が明確でなければならないこと。
  7. 顧客の秘密保持に真剣に取り組み、個人や関係者の利益のために無断利用しないこと。
  8. 生産コストを最小限にすると共に、サービス提供の質を水準通りに保つこと。
  9. サービスの質に比べて過大利潤を追求せずに、顧客と人々に不公平な商売条件を取り決めないこと。
  10. 間違ったサービスや、契約違反若しくはそれにそぐわないサービスの提供による顧客の損害に対し、公正に責任を取ること。

社会全体への倫理

  1. 全職員に自覚させて社会に対する責任感を持ち、自然資源及び環境に影響を及ぼすような行動をさせないこと。
  2. 自ら及び職員に、規律及び法律の意思に従って厳格に行動し、遵守させること。
  3. あらゆる規律や法律を違反するよう協力したり、支援したりしないこと。
  4. 監視管理機関に協力して違法行為や、その機関の発行した規律を遵守しない行為の情報を報告すること。
  5. 組織の金銭や財産を政治支援に利用しないこと。
  6. 組織の利益の一部を常に社会を向上させるような活動に還元すること。それがタイ社会の優れた文芸、文化及び伝統の保存と自然資源の保護を支援する活動を含める。

職員と従業員との倫理

I-EA-Tへの倫理

規定 1. I-EA-Tに忠誠を誓い、I-EA-Tの印象を守って向上させること。
内容 忠誠心を持って組織のイメージを悪くしないように印象をよくする。

指針

• 外部者とコミュニケーションをとり、I-EA-Tの好印象を守ること。
• I-EA-Tの秘密事や情報を厳格に守ること。
• 自分に職権のないI-EA-T業務に関係すること若しくはI-EA-T業務遂行と組織の名誉に影響を及ぼすような何らかのことに関して、外部者やマスコミに対して意見をしないこと。
• 事実に基づかないでI-EA-Tを意見し非難する者に、本当のことを説明してアドバイスすること。。
• I-EA-Tの利益を阻害するような何らかの行動・活動をしないこと。
• 効率化し改善させてI-EA-Tを先進企業にするようなあらゆる活動に気を配って真剣に取り組むこと。
• I-EA-Tや内部者によるなんらか違反を発見したら、関係する機関に知らせること。

規定 2. 分別のある人が自分の財産を大切にするように、I-EA-Tの財産を大切にすること。

内容 I-EA-Tの財産を分別のある人がやるように大切に使用・保存をする。

指針

• I-EA-Tの財産を大切に管理保存し、自分の物ではないからと言って放棄したり破損させたりしないこと。
• I-EA-Tの財産を節約して使うこと。
• 調達されたI-EA-Tの財産を使われた予算に見合うように使用し、もし再利用可能なら、そうすること。
• 仕事場をいつも清潔に、協力して整理整頓すること。
• I-EA-Tの財産価値が例え少なくとも、それが私用に使わないこと。
顧客への倫理

規定 3. 顧客へ、快く誠実にサービスを提供すること。

内容 礼儀正しく、優しく、笑顔で、喜んでサービスを提供する。

指針

• 礼儀を持って喜んで顧客にサービスを提供し、顧客が要求したり困ったりする時に有益となる情報を与えること。
• 誠心誠意を持って顧客に約束したことを守り、I-EA-Tのできないことについて顧客に期待させないこと。
• サービス提供を受けられた人や他人から意見や助言に耳を傾けること。

規定 4. 異常に高価な金銭や何らかの利益を顧客から受け取らないこと。

内容 顧客を不当に扱ったり、顧客から不当に利益を取らない。

指針

• 見返りを期待せずに顧客や来訪者にサービスを提供すること。
• 顧客がお礼に異常に高価なものをくれた時、受け取れないと説明し断って返すこと。もし、だめなら、I-EA-Tに報告して適切に処理をさせること。例えば、公的慈善団体に寄付する。
自らへの倫理

規定 5. 徳を守り、人並みに生活し、任務の誇りに傷つけないように振舞うこと。

内容 道徳を守り、時間を厳守し、分相応に暮らし、そして非行を行わない。

指針

• 道徳を守り、上司や他者から不当に昇進や何らかの利益を求めない。
• 自らの名声を守り、団体の和を作り、道徳を持って行動すること。
• あらゆる非行をせず、自らと組織が名声を失うような振る舞いをしないこと。例えば、多重債務者に陥らず、全ての賭け事から離れ、職業や何らかの活動を行って自らや組織の名声が傷付くことや任務の追行を妨げるようなことをしない。
• 礼儀・身の置き方・服装をも含めたI-EA-T職員に相応しい振る舞いをし、自らと組織の信頼を作る。
• I-EA-Tの規則、規律、布告及び指示に厳格に従うこと。
• 公正を守って良い行いのみをするという言葉を守って自分に誠実にすること。
• 我慢を知り、正直さや良い行いをするよう自らを振舞わせること。
• 理由を問わずに、正直さや良い行いを違反しないように我慢し、自己抑制すること。
• 悪いことや良くないことをせずに、自らの利益を犠牲にして公の利益のためにすること。
• 時間を守り、I-EA-Tの業務に常時時間を割き、遅刻や早退をせず、適当な理由なしで仕事の時間を自らのために使わないこと。
• 自らの業務成果を収集して体制的に保存し、考察や任務の必要な時にすぐ取り出せるように公開できること。
• 全ての非行から手を離すこと。例えば、あらゆる賭け事、薬物の乱用、飲酒の常習、不倫、夜遊び、そして、悪人と付き合い等である。

規定 6. 良い心構えを持ち、自分を改善して道徳を持ち、仕事における知識・技能・技術を増やし、任務遂行を効率的能率的にすること。

内容 常時良い心構えを持ち、絶えなく自己改善をする。

指針

• I-EA-T職員としてこの職業が誇れて国の発展に非常に寄与するという理解を持ち、良い感じを持ち、そして自らの職業に誇りを持つこと。
• 道徳性、公正性、自分と家族を人並み幸せに養えさせる場としてのI-EA-Tに忠孝を持つよう、自らそのように改善して行動させること。
• 自己改善し、知識技能を持ち、時代に追いつき、そして常時の変化に適用できるようにすること。
同僚に対する倫理

規定 7. 和を守り、強くすること。互いに敬意を払い、他人が迷惑するようなことをしないこと。

内容 和を持ち、優しく、尊敬し、好意を持ち、非難をせず、そして他人の考えに敬意を払う。

指針

• 事実に基づかず、経営者や他の職員を非難しないこと。
• I-EA-Tにおける同僚の権利に敬意を払うこと。
• 同僚に対し、礼儀正しく、親切に、良好な関係を保つように接することや、任務に必要な情報を隠さないこと及び他人と仕事ができるように自分を改めること。
• 他人に敬意を払って、他人の業績を横取り等しないこと。
• 同僚の任務に関する情報、出来事及び個人的話を使って仲間割れや不利益を生じさせるように批判しないこと。

規定 8. 誠実に同僚を支援すること。

内容 心を持って支援し、身の回りの世話にも気を配ること。

指針

• 任務の遂行がうまく前進できるように、同僚にアドバイスをする。
• 支障をきたさない程度に、助けの要る同僚に手を伸ばして力を添えること。
• 場合によって病気や困った時に身の世話をしてあげたり、助けたりすること。
• 同僚が多くの仕事を抱えたり、緊急な仕事があると見たら、言われなくとも快く助けに入ること。
上司に対する倫理

規定 9. 上司や自分より上職の人に敬意を払うこと。

内容 敬意を払って行いを良くする

指針

• 上司の助言を聞き、直属の上司を無視して仕事をしないこと。
• 上司を聞き、与えられた任務を遂行し、組織の規律違反をせずに懸命に任務を達成させること。
• 上司と敵対せず、上司を敬って上職の人に礼儀正しく接すること。
• 上司に不誠実な/ウソ/虚偽の報告をしないこと。
社会に対する倫理

規定 10. 地域と社会とに役立つ活動を支援し、援助すること。

内容 身を投じて社会貢献をする。

指針

• 社会の平和と人々の役に立つためにボランティアをすること。例えば、労力や考えや財産を差し出したり、I-EA-T内外における社会的活動に参加すること等である。ただし、そのようなボランティアは組織の業務に支障のきたさないような形で行わなければならない。
• 社会と環境に被害を与えるのようなあらゆる活動に協力や支援をしないこと。